PROJECT GROUP株式会社は、ABテストの設計・実装・分析レポート作成など、足りない工程だけを外部に依頼できるという「Optimize Next Plus」を発表しています。月額固定費を前提にせず、対応作業分のみ費用が発生する従量課金制や「最短1営業日納品」を掲げる点が特徴とされます。一方で、料金の単価や適用条件、データ取り扱いなど運用上の確認点も残ります。
ABテストは重要性が語られる一方で、現場では「やりたいのに手が回らない」が起こりがちです。PROJECT GROUP株式会社は、この詰まりを“運用の工程”として捉え、必要な作業だけ外部の支援に切り出せるという「Optimize Next Plus」を発表しました。導入検討では、どの工程を社内に残し、どこを外部に委ねるのか、その線引きが焦点になります。
発表がまず前提に置くのは、ABテストが「やるか・やらないか」ではなく、試行回数を確保できるかどうかが課題になっているという見立てです。現場の声として、同社は「テストのアイデアはある。でも、形にする時間がない」「実装をエンジニアに頼むと2週間待ちだ」「競合は改善しているのに自分たちは動き出せない」といった状況を挙げています。
ABテストは画面上でパターンを切り替えるだけでは終わらず、関係者と工程が増えるほど立ち上げが重くなります。同社は、通常は「デザイン」と「実装」の2工程が発生すると説明し、さらに現実にはデザイン依頼・確認・修正、エンジニアへの実装依頼、テスト確認、リリース調整などでコミュニケーションコストが膨らむとしています。ここに分析とレポート作成が加わると、1回の検証が完了するまでの手戻りも増えやすく、継続を阻む要因になります。

こうした背景に対し、PROJECT GROUP株式会社は「Optimize Next Plus」の特徴を3点として示しています。
1点目は、ABテストを継続するための運用設計を重視し、施策の設計・実装・分析レポート作成など「不足している工程だけ」を依頼できる仕組みだという点です。依頼可能な工程例として、(1)仮説立案からテスト計画策定までのABテスト設計、(2)デザインおよびHTML/CSS/JavaScriptを含むクリエイティブ作成・コード実装、(3)効果検証と分析レポート作成(次の施策につながるナレッジ化)を挙げています。

2点目は、同社が「大手企業のABテスト改善実績を持つプロ人材」とする担当者が、利用企業の“専属のABテストチーム”として支援するという説明です。PROJECT GROUP株式会社は実績として、150社・250サービス以上のWebマーケティング支援を通じて累計30,000件以上のABテストを実施してきたとしています。また支援内容については、必要作業の代行に加え「成果が上がるまで伴走する」と発表しています。
3点目は費用と提供スピードに関する設計です。同社は、月額固定のコンサルティング費用は不要で、対応した作業分のみ費用が発生する従量課金制を採用し、「固定費0円」「最短1営業日納品」「スモールスタート可能」としています。

一方で、読者が誤解しやすい点として、発表時点で明確でない情報もあります。従量課金については、単価、最低利用金額、課金単位(作業ごと・時間ごと等)、支払い条件などが示されていません。また「最短1営業日納品」についても、どの作業が対象で、どのような条件で適用されるかは本文から読み取りにくいため、見積もり時に範囲と前提を揃える必要があります。
さらに、同社は「デザインも、実装も、専門的な知識も不要」とする趣旨の表現を掲載していますが、実務では「誰が・どの環境に・どの権限でアクセスするか」が品質とリスクを左右します。今回の発表内容だけでは、計測データの扱い、セキュリティ方針、対応プラットフォームや技術要件、契約形態や解約条件などが確認できません。社内のガバナンス要件が厳しい組織ほど、ここが検討上の重要項目になります。

現時点で導入事例や定量成果は提示されていないため、評価の軸も自社で設定する必要があります。例えば、テストの実施頻度や完了率、主要指標の変化、社内工数と外部費用のバランスなど、運用が「回るようになったか」を測る指標を、事前に揃えておくことが現実的です。
PROJECT GROUP株式会社の発表は、ABテストの課題を「ツール不足」ではなく「工程の詰まり」として捉え、必要な作業だけを外部に切り出す設計を提示したものです。従量課金や短納期は選択肢を広げる一方、料金体系の粒度や適用条件、データ取り扱いなどの確認が欠かせません。どの工程がボトルネックで、何を社内に残すのか——その整理が、検討の出発点になりそうです。
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出典
- 原題:Optimize Next Plusで「やりたい、けれど手が回らない」という嘆きを、マーケティングの世界からゼロにする。 | PROJECT GROUP株式会社のプレスリリース
- URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000030.000042640.html

